足は大切な土台です。
身体のバランスを支えているのは、ズバリ足です。
この土台となる足のバランスが崩れるとどうなるか?
当然体の上がグラグラになってしまいますよね。
極端なイメージですが、ピラミッドが逆さまだったらバランスはとれないですよね?(笑)
足のバランスが崩れると、足の生える方向が変わってきてしまうので、膝や骨盤に影響が出て、骨盤や背骨などにも当然歪みが生じてくるといった流れです。
もし、体の歪みがなく姿勢が美しいと、体は疲れにくく腰痛など、体の歪みが原因とされる不具合からも解放されると思います。
足のことをよく知っていただきたいという願いを込めて、このコラムをつくりましたので、ご覧頂ければと思います。
最強の足の持ち主
みなさんは、江戸時代の飛脚(ひきゃく)という存在をご存知でしょうか?
飛脚とは中世の頃から手紙や荷物を運ぶ職業の人で、その速さは江戸から京都まで500km近くある距離を60〜80時間で走破するほどだったと言います。
(ちなみにですが、グーグルマップで同距離を徒歩で経路検索すると100時間かかるので、いかに飛脚がすごいかは分かると思います。)
彼らは「足半(あしなか)」という、半分サイズのワラジを履いていました。
つま先はわらじに乗っているものの、足指やかかとの部分は地面に着いてしまうワラジです。
※画像引用(あしなかサロン)https://ashinaka.work/
誰よりも先を急ぐ彼らは、足半を履いて文字通り飛ぶように駆けていました。
かかとを着かず、足指で大地をつかむように走る。
これは足の本来の使い方を考えますと、ひとつの理想といえるのかもしれません。かつての
日本人は、このようにワラジや草履を履き、裸足に近いような歩き方を
していました。つまり、足や足指をしっかり使う歩き方です。
文明の発達で足が退化している!?
日本人が西洋の靴を履くようになって 100 年余り。
移動手段の発達もあって歩く距離は激減し、地面もアスファルトに舗装されました。
それにつれて、足の痛みや外反母趾、足底筋膜炎などの悩みを抱える人が増えてきました。浮き指や扁平足などの問題がクローズアップされています。
これは、私たちの足の機能が低下しているということです。
体の土台である足がしっかりしていれば、体のバランスは良くなります。
関節や腰、ヒザ、首にも負担の少ない歩き方ができれば、痛みや故障も起こりづらい
はずです。
「いま私たちの足は、どのような状態なのか。」
是非興味を持って頂ければ幸いです。
生涯つきあっていく足と、ぜひ良い関係を築いていって、より健康的な身体を作ってください。